シャアはニュータイプではない。アムロと違ってシャアは一度もララァの声を聞いたことがない。シャアはニュータイプではないけど、無意識にその手前まで到達できたオールドタイプ。強化人間レベルの人間が、一年戦争時に自然発生的な感じで到達したのがシャア。
ララァが死んだ時にシャアが涙を流したのは、シャアにはララァの声が聞こえなかったから。ア・バオア・クーで『ララァ、私を導いてくれ』と言ったのは、結局それまで一度も導く声を聞けなかったから。
『いま、ララァが言った!ニュータイプは殺し合いの道具ではないって』とアムロには聞こえたララァの声が、シャアには聞こえなかった。だから『今という時では、人はニュータイプを戦争の道具としてしか使えん!ララァは死に行く運命だったのだ』と気の利かない返答をしたのでアムロが激怒。『貴様だって、ニュータイプだろうにっ!』 でも一度もララァの声を聞いたことがないシャアは、自分がニュータイプである確信がないため、アムロに返す言葉がなかった。
Twitterでガノタの友人から『シャアはララァの声が聞こていなかった』という説を聞いた時、お~そういえば聞こえていないフシにも見えるな~と面白かったので、自分の中のシャアは完全に『ニュータイプになりそこねた人』という位置づけになった。
頭が良くて、下手に戦闘技術に長けていたことから、自分でもどんどんニュータイプっぽいと思い込みが激しくなり、遂に真のニュータイプであるアムロと同格にまで高まったオールドタイプ。それと同じことを人工的にやろうとしたのがZジーディス世界の強化人間……ということにした。
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